2011年1月10日月曜日

しばらく旅に出ます

今日もザ・インペリアル カントリークラブでラウンドしてきました。

気温 5℃で風速 5m 以上の風が吹き荒れる極寒のラウンドで、しかも前には初心者ばかりの4組コンペ(-_-#)。
毎ホール、毎ショット、毎回何分も待たされ続けて、すっかり体が冷えてしまいました(T_T)。

ミスショットは誰にでもあるので仕方がないとして、問題はショットとショットの間の所作ですな。あまりにも準備ができていないというか、自分がどうするべきかを考えていない(-_-メ)。誰かが教えてあげないとダメなのに、初心者だけでパーティーを作っているからどうにもならない…(-_-#)。

それはともかく、先月発症してどん底まで落ちたスイングイップスですが、最近の練習で少しずつ打てるようになってきていたので、今日はその成果を試す絶好の機会でした(^^)。



しかし、コースに行くと全く別の世界が待っていました(T_T)。
2つほど、極めつけと言える秘策も引っさげてラウンドに臨んだのですが、全くその甲斐もなく、練習でできたことが全くできない、役に立たない状態となり、ホールが進むごとに症状は悪化する一方となりました(T_T)。

特にティーショットは最悪でした。
トップから下りてくることができず、3〜4回は途中でスイングを止めてしまった程です。

そんな状態ですから、まともにボールに当たることはほとんどなく、フェアウェイ方向に行けば奇跡。腕力で無理やり下ろしてこないと振れないので、大半は左への引っ掛けボールでした。

Par 5 でティーショットが奇跡的にフェアウェイに行っても、3W で2回連続チョロだったりしましたから…(-_-#)。

330 ヤードくらいの短い Par 4 で、ガードバンカーに入らないように 3W でティーショットしたのに、チョロしてセカンドが 220 ヤードだったりしましたから…(-_-#)。

途中からアイアンでも症状が出始めて、最後の方は 100 ヤードくらいの距離でも、大ダフリしたり、グリーン左のバンカーのさらに左のカートロードの方まで行ったりしていました(-_-#)。

トップからクラブが下りてこないので、力任せに振らないといけないため、1ショットする度にものすごく疲れるのです(-_-#)。その上に、情けない結果の現実を付きつけられると、もうどうしようもなくなります。

ただでさえ寒いのを我慢しているのに、こんなにしんどい思いをして、こんなに情けないショットを繰り返して、普通だったら行くはずのないところから打たないといけなくて、もうゴルフをするのが嫌になってしまいました。

イップスは、プロ・アマ問わず、誰でもなる可能性があります。
もちろん、アマチュアは趣味でゴルフをしているわけですから、プロのように生活がかかった深刻さはありません。嫌なら止めてしまえば良いわけで、プロからすれば「そんなものイップスのうちに入らない」となるかもしれません。

確かにその通りですし、プロのイップスによる精神的な深刻さと比べるつもりは毛頭ありません。

しかし、アマチュアにもイップスという症状はあり、プロと同じように体の筋肉が動かなくなります。見かけ上の症状は同じです。

一般にはパッティングのイップスが有名ですが、私の場合はショットの方です。特にドライバーなどの長いクラブで顕著です。

私もパッティングでイップスになりかけたときがありました。
1〜1.5m くらいのパットが、怖くて打てなくなりました。他人からも、パターのヘッドがストローク中にプルプルと震えているのが見えるような状態になったことがあります。

ただ、私の場合は、とあるプロから教えてもらったプレショットルーティンを取り入れることで、今のところ深刻にならずに済んでいます。
もちろん、今でも 1〜1.5m くらいのパットは緊張しますし、外すことも多いです。でも、イップスと言われる症状が出て打てなくなっているわけではありません。それは救いです。

あと、アプローチも大丈夫です。
ゴルファーには、アプローチが怖くてイップスになる人もたくさんいます。
私はもともとアプローチが好きだったおかげで、唯一「得意」と言えるショットで、今でもよほど悪いライでない限り、特に問題なく打つことができています。
なんとなくスコアがそれほど崩れないのは、アプローチとパッティングがまだ健在だからだと思います。

しかし、ショットはほぼ全滅になりました。
ドライバーや 3W が厳しいのは、ラウンド前から覚悟はしていましたが、今日は3番ホールで早々と 6I が打てなくなり、その後、打てないクラブが段々と短くなり、後半には 100 ヤードくらいのショットでもどこに行くかわからなくなりました(-_-#)。

いろいろと Internet を見てみると、私と同じ症状で苦しんでいる人が結構たくさんおられることがわかってきました。

症状は、トップからクラブが下りてこなくなります。
ダウンスイングに入ろうとすると、上半身が一気に固まってしまい、動かすことができなくなってしまうため、周りから見ると「何を力んでるの?」ということになります。

よく「リラックスして」とか「結果を気にせずに」とか声をかけていただきますが、それができるならとっくの昔にやってます(T_T)。そう思おうとしても、体が勝手に固まってしまうために、何の解決策にもならないのです。

そのときの自分の気持ちを掘り下げてみると、「ダウンスイングに入るのが怖い」というのが直接的な感情のように思います。「このままダウンスイングに入っても、ちゃんと打てる自信がない」という不安が恐怖心になって、無意識のうちに体を硬直させているように思います。

すでに意識でコントロールできるレベルを超えて、脳が勝手に反応している感じです。

こういうどん底のイップスになったのは、これで3回目ですが、過去の2回はだいたい3ヶ月くらいで症状が消失していました。
その過程は、練習場で小さな成功体験を積み重ね、それがコースに出てもできるようになるまで練習するというものでした。

小さな成功体験とは、「ここで切り返してダウンスイングに入っても、球はちゃんと打てるし、良い球が出る」という経験です。ただ「良い結果が出る」というだけでなく、「自分のフィーリングと結果が一致する」ことが何よりも大事で、その体験によって恐怖心が和らいでいくように思います。

今回、3回目になって、なんとなく以前よりも症状がキツイ感じがしますね(^^;。
「小さな成功体験」を経験することそのものが、すでに難しい状況になりつつあると感じています。

それでこの数日考えていたことが、「スイング中に何か別のことを考える」ということでした。脳を騙すというか、脳に反応させないというか…。

何年か前に、ハンク・ヘイニーがドライバーイップスになって、そこからどうやって生還したかという記事がゴルフ雑誌に載っていました。あのヘイニーでさえ、ドライバーで隣のホールまで曲げるような苦しい状態に陥ったそうです。

彼の場合は、「テイクバックに入ったらボールを見ない」という方法で乗り切ったそうです。実際にそのコマ送り写真が出ていたのですが、確かに彼はボールを見ていませんでした。全く別のところを見ていました。

その記事によれば、「ボールを見た瞬間に体が勝手に変な動きをして、ボールがどこに飛ぶのかわからない状況」になるそうです。

私も「ボールを見ない」は試したことがありますが、私のレベルではそれをすると全く当たらなくなります(T_T)。
プロは目隠しされても打てるようですが、私はまだそのレベルに達していないので、ボールを見ないで打つこと自体ができません(T_T)。

なので、何か別の方法を考えないといけないのですが、まだその方法が見つかっていないのが現状です。

ということで、今の状態では普通の練習をしていても深みにハマるばかりで、何も解決しないかもしれないと思うようになりました。

少しゴルフから離れてみようと思います。
娘をラウンドに連れて行く必要がなければ、1〜2ヶ月クラブを握らずに過ごすのも良いかもしれないのですが、娘のジュニア最後のシーズンに向けて、ある程度のラウンド数が必要になるため、そのお付き合いでラウンドはしないといけないでしょう。

それはそれで私にとっては辛いのですが、練習をしても何も変わらないなら、練習をやめてみようと思っています。

4 件のコメント:

  1. ツイでちょこちょことイップスのお話は聞いていましたがこんなに深刻な状態だったとは知りませんでした…

    一度できていたことができなくなるってほんと辛いです。私の場合は仕事でしたが(~_~;)

    一度離れてみるのは良いかもしれませんね。
    たぶん、すごーくクラブ握りたくなって、ちょっと素振りするだけでも、楽しくなりますよ♪
    (自分もずっとゴルフできてないので、今そんな状態w ってレベルが違いますね(ーー;))

    とにかく、ジンちゃんさんがゴルフを心から楽しめる状態になりますように☆

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  2. > みぽりん さん

    コメントありがとう(^^)。

    最近の練習場では少しずつ前進している感覚があったので、私自身これほど深刻な状態に陥るとは予想していなかったのですが、今日のラウンドで「練習場とコースは全く違う」ということを再認識させられました(T_T)。

    でも、本当に、一度離れてみるのは良さそうですよね(^^)。
    とにかく今日は途中で放棄して帰りたくなりましたから…(-_-#)。娘を最後までプレーさせる必要がなければ、本当に止めていたかもしれません。それくらい嫌になりました。

    こういう状態では、いくら練習しても前進につながるとは思えないんですよね(^^;。

    一度離れれば、少しリセットのような状態にならないかな?とも期待しています(^^)。
    暖かくなる頃に復活できればイイな〜と思っています(^^)。

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  3. 嫌なイメージを消せる脳内消しゴムがあったらいいですね

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  4. > しろさん

    自分でコントロールできる意識レベルでは、別に嫌なイメージはないですし、打つ前の素振りでも何の問題もなくイメージ通りの素振りができています。
    それが、実際のスイングに入ると、自分の意識・イメージとは無関係に脳が反応してしまうことがイップスの最大の問題の一つと思います。

    もはや意識的にコントロールできるレベルの話ではなく、催眠術のように無意識の底の方に働きかけて、無意識の恐怖心を消すしかないんでしょうね。

    まずは、イップスとはそういうものであるという理解が大事ですね。

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